OGI一夜
  
"A page of graduation" 1-10 11-17

10<< 11 12 13 14 15 16 17 FIN
「嬉しくて
 幸せで
 わけわかんねぐなっちまいました。」

「う〜ん 
 それでいいんじゃないかな。
 
               ははっ。」
きょうだい
「あれ渡すの、迷ってたらばな、笹原さんが渡すべきだって。
 あの人、全部受け止める気だったぞ。
 姉ちゃん、離すでねぞ。」

「あんたに言われねえども、


 もぉ離れらんね///////。」
「さあ。いつまでだらだらしてんですか。
 さっさと動く!
 ほら立って。終電の時間ですよ。
 はいはい、わかりましたから。
 明日もあるんですから、行って行って!」
「今日はごめんなさい。あたしだけの問題だったのに。」
「また自分を一方的にさらけ出しちゃいました。」
「いやになるでしょ?」
「俺、いつも自分に確かめることがあるんだ。」
「そこに覚悟はあるのか?って。」
「合宿のあと、あの絵を一枚一枚めくったときもそうだった。」
「過去の荻上さんも未来の俺たちも、全部見ていく覚悟は、もう足りてるんだ。」
「//////」
「ず、ずっとめくられるんですか。やんだなぁ。」
「! アハハハ」

「・・・」
「それじゃあもうひとつ、覚悟を決めてください・・」


「あたしを見て


  こんどはちゃんと

   聞かせてください。」


 ⇒ 『             』


「そんなこと言っちまってぇ

      もお知んねぇっすよ。」
戻る